野球のトリビア - 正岡子規と野球

つい最近「トリビアの泉」でも紹介されていたので,そろそろ常識になりつつありますが,


正岡子規がベースボールを初めて『野球』と訳したというのはガセ」


です。
正岡子規が自らの幼名「升(のぼる)」をベースボールにひっかけて「野球(のぼーる)」という雅号を用いていた,ということが訳したと誤解されて広まってしまったとのこと。


なんでこんな話題を取り上げたかというと,新たにヤクルト兼任監督になった元選手会長の古田さんが,氏のブログ「古田敦也公式ブログ」にて,以下のような記述があったからです。

正岡子規がベースボールを初めて、の・ぼーると訳したらしい。 野球発祥の地と呼ばれているこの土地に、ちなんでこういう名前にしたらしいがなかなかできることではない気がします。 そんな野球発祥の地で一生懸命練習したいと思います。


ちなみに,正岡子規は多くの野球用語を翻訳し,日本の野球黎明期に貢献したのは間違いではなく,2002年には野球殿堂入りもはたしています。
正岡子規の雅号であったというだけで,「野球(の・ぼーる)」という言葉がベースボールにちなんでいること自体は間違っていません。
子規ゆかりの地,松山にある坊ちゃんスタジアムの駅に付けるのにこれほど相応しい通称もないと思います。


そして秋季キャンプ中の古田ヤクルト。
今年は残念ながらギリギリ0.5ゲーム差でBクラスでしたが,来年の躍進を期待しています!!
あ,阪神相手にはちょっと手を抜いてやってください(笑)