確かに珍しい方式だった予選リーグと決勝トーナメント
「【WBCコラム】世にも珍しい試合方式で消えた優勝」
(朝鮮日報)
日本の個人系ニュースサイトで,一部のナショナリズムを強く前面に押し出した記事が目立って紹介されることもあって偏った印象を持つ韓国系のニュース記事ですが,この記事が書いていることは,至極まっとう。
日本の野球を正当に評価しているし,韓国がこの大会で事前の予想を上回る実力を見せたことも事実。 この記事を負けた言い訳とする人もいるようだが,むしろ言い訳色を薄めようとしている向きもある。
そして,
ほとんどすべての国際大会では組を2つに分けて進行し、ベスト4が決まったらクロストーナメントで決勝に進む2チームを決める。しかし大会初めての年に無理に欲を出した米国は、同じ組のチーム同士を再び準決勝で戦わせる日程を採択した。2組の最強チーム、ドミニカ共和国に決勝戦まで会わなくて済むように、という意図以外に説明のしようがない。
僕もそう思います(笑)
トーナメント表を見た時に,なんで? と思いましたもん。
今回の場合,普通なら準決勝の組み合わせは,
韓国 vs キューバ
ドミニカ vs 日本
とするのがまっとうな考え方。
準決勝以降は会場は1ヶ所なのですし,地理的な不都合もないはず。
日本が逆の立場だったら,僕だって愚痴を言ってますよ(笑)
むしろ,この方式を協議した時に,日本や韓国をはじめとする各国が異を唱えなかったのかが不思議です。球数制限にばかり目がいってて,みんな気が付かなかったとか (^^;)
むしろ,球数制限でMLBの譲歩を引き出すために,不問にしたとか…
まあ今回は第1回ということで100歩譲るとしても,次からはもうちょっと練って欲しいものです。
個人的には,
今回の1次リーグにあたる地区予選は,本戦の 1年前に開催して本戦出場 8チームを選出,本戦はさきの 8チームによる完全トーナメント制で2戦先勝で勝ち抜けとするのを希望。
これなら本戦の試合数は最大9試合となり,これは今回決勝まで進んだチームの試合数と同じ,実力のブレも比較的少なくすみ,失点率なんて数値に頼らなくてもよくなる。
最大 7ヶ所の会場に振り分けることができるので,興行的にも扱いやすい。
そういえばWBC開幕前に,こんな記事がありました。
元記事も含め,こういったまともな意見もちゃんとあることを考えると,まだまだ韓国のマスコミにも健全性があるのではないかと思います。少なくとも日本のマスコミ程度には(笑)